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ギャンブルが原因の借金も債務整理できる…?
-浪費が原因でも債務整理はできるけど破産は厳しい

債務整理を説明する司法書士-ギャンブルや浪費が原因の借金は債務整理できるのか?

借金の原因にもさまざまなものがあります。もちろん、生活費が足りずに借金を重ねてしまうというケースもあるでしょう。それに対して、ギャンブルや浪費によって借金を重ねることになってしまうというケースも少なくないようです。

しかし、どんな理由での借金も債務整理を行うことができるのでしょうか?

そもそも債務整理は、借金問題を解消するための手段のひとつ。多重債務であっても、債務整理をすることによって多額の借金の悩みから解消されることができるのです。

ここでは、ギャンブルや浪費による借金の債務整理について説明していきましょう。

ギャンブルが借金を誘因する原因

カジノ-ギャンブルや浪費が原因の借金は債務整理できるのか?

ギャンブルはあくまで娯楽のひとつです。生活に欠かせないものというわけではありません。それなのに、どうして返済が困難な借金を背負うまでギャンブルを続けてしまうのでしょうか?

その原因は、ギャンブル依存症であるというケースも少なくありません。そこで、まずはギャンブル依存症とはどういったものなのかを整理しておきましょう。

ギャンブル依存症とは、その名の通り嗜癖障害の一種であり、特にギャンブル行為やその課程に必要以上に熱中したり、のめり込んでしまう状態のことを指します。現在では、精神疾患のひとつとして分類され、その治療についての研究も進んでいます。医学的な呼称もつけられていて、「ギャンブル障害」や「病的賭博」とも呼ばれます。具体的な病状は、持続的にギャンブルを繰り返すことによって、貧困に陥ったり、生活が崩壊する、または家族関係が損なわれるといった社会的に不利な結果を招くことが明らかであるにもかかわらず継続したり、よりギャンブルに熱中してしまうといったものです。この行動パターンが12ヶ月以上続くと、ギャンブル依存症として診断されることになります。人によっては単に「意思の弱い人」と思われてしまうかもしれません。しかし、これは前述の通り、精神疾患の一種ですので、それこそ本人は辞めたいと思っていても辞められない状態に陥っているのです。日本国内でもギャンブル依存症患者は増加傾向にあり、まだ診断は受けていないものの、予備軍となっている人もかなりの数に上るといわれています。

もちろん、その対策としてパチンコやスロットなどの規制も厳しいものとなりつつあります。

とはいっても、完治が難しい精神疾患の一種ですので、これが結果として多重債務や多額の借金を背負う原因になってしまいがちなのです。

任意整理と個人再生はギャンブルや浪費の借金でも問題ない

〇を出す女性-ギャンブルや浪費が原因の借金は債務整理できるのか?

それでは本題に入りましょう。

ギャンブルや浪費が原因でできた借金は債務整理することができるのでしょうか?

まず、任意整理に借金の理由は関係ありません。最低でもその借金の元本を返済することにはなりますが、原因がギャンブルや浪費であっても手続き上は問題ありません。ただ、任意整理が成立しても決められた通りに返済することができなければ意味がありません。返済が出来なくなってしまえば、消費者金融やクレジットカード会社から督促が始まり、最終的には財産や口座の差し押さえといった強制執行を受けることになります。

続いては個人再生です。借金の額を最大で5分の1まで圧縮することが可能な手続きです。そのため、借金の理由が影響するのでは?と思われる方も多いかもしれません。しかし、個人再生にも借金の理由は関係しません。ただし、裁判所に再生計画を提出しなければなりません。(再生計画とは、個人再生によって減額された借金を、3年でどのように返済をしていくかを計画したものです。)そして、毎月の返済を継続的に行えるかどうかが、個人再生を認めてもらうための一つのポイントです。

ギャンブル依存症が借金の原因である場合、何らかの手を打たなければ、継続した返済が困難であると判断されてしまう可能性があります。そのため、必ずギャンブル依存症にしっかりと向き合って、治療を受けるといった対策も必要となるでしょう。

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自己破産は浪費やギャンブルの借金ではできない可能性が高い

不安そうな男性-ギャンブルや浪費が原因の借金は債務整理できるのか?

では、自己破産の場合はどうなのでしょう?

結論からいってしまうと、自己破産は浪費やギャンブルが原因の借金では認められないケースが多いです。自己破産は、債務整理の中でもいわば究極の手段。財産を失う代わりに、借金の支払いが全額免除されるというもの。それだけに、裁判所の判断も厳しいものとなるケースが多いのです。

それは、自己破産における免責不許可事由(自己破産が認められない借金の理由)にギャンブルが含まれているためです。この他にも、株式投資やFX取引など、偶然の利益や成功を目的としたものや、特定の債権者にのみ返済する偏波弁済、保有財産の隠匿行為などをおこなった場合、免責不可となる可能性が高くなります。

しかし、この免責不許可事由に該当しているからといって、絶対に自己破産をすることができないとは限りません。自己破産においては、「裁量免責」という制度が設けられており、例外的に認められるケースがあるためです。これは、裁判官の判断によって特別に免責許可を与えるという制度であり、誠実な態度で手続きに臨むことによって認められるというケースもあるのです。そのため、ギャンブルや過度の浪費が原因の借金であるからといって、絶対に自己破産が認められないというわけではありません。

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長期で借金している場合は過払い金があるかも

お金-ギャンブルや浪費が原因の借金は債務整理できるのか?

ギャンブル依存症や浪費癖のある人は、長期的に借金を繰り返してしまう傾向にあります。もし、カードローンやキャッシングを長期間にわたって利用し続けている場合、グレーゾーン金利での返済歴があるかもしれません。

グレーゾーン金利とは、利息制限法と出資法によって定められていた上限金利の間にあたるものです。具体的には、利息制限法の上限金利は15~20%、出資法の上限金利は29.2%となっており、この2つの間に設定されていた金利が、グレーゾーン金利と呼ばれています。2006年12月13日に、上限金利は、利息制限法の15~20%に統一されましたが、2006年12月13日以前には利息制限法の上限金利である15~20%よりも高い金利に設定されていた人は、金利を払いすぎている可能性があります。つまり、2006年12月13日以前から借り入れている人は、過払い金が発生している可能性が非常に高く、その場合、現在返済中であっても、すでに完済していたとしても、過払い金請求をすることができます。
※銀行は、利息制限法に基づいて金利を設定していたため、過払い金が発生することはありません。アコムやプロミスなどの消費者金融や、クレジットカードでのキャッシングを利用していた方は、過払い金が発生する可能性があります。

もし、過払い金があれば、今の借金を減額することができ、場合によっては、借金が無くなったり、逆に現金で過払い金が戻ってくるケースもあります。心当たりがあるという方は、この過払い金請求も視野に入れておきましょう。

あえてブラックリストに載ることでギャンブルから抜け出そう

司法書士-ギャンブルや浪費が原因の借金は債務整理できるのか?

やや荒療治になってしまうかもしれませんが、債務整理を行って、あえてブラックリストに載ることによって、依存症から抜け出すという考え方もあります。

債務整理を行えば、方法を問わずブラックリストに載り、5~10年の間は新たに借金をすることができなくなります。もちろん、クレジットカードやカードローンの契約もすることができません。そうなれば、ギャンブルにお金をつかうことができなくなってしまうのです。実際に債務整理によるブラックリスト入りがきっかけで、物理的にギャンブルができなくなったことで、依存症から抜け出すことができたというケースもあります。

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ギャンブルや浪費が原因の借金は債務整理できるのか?のまとめ

まとめ-ギャンブルや浪費が原因の借金は債務整理できるのか?

ギャンブルや過度の浪費によって作ってしまった借金であっても、債務整理を行うことは可能です。

任意整理や個人再生の場合は、どんな理由による借金であってもまったく問題はありません。

自己破産の場合、借金の原因がギャンブルや過度の浪費だと認められないケースが多いですが、絶対に不可能というわけではありません。

ギャンブルや浪費で借金を重ねてしまい、返済が難しくなってしまったという方は、債務整理を視野に入れて、一度、司法書士や弁護士といった専門家に相談してみることをおすすめします。

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